参議院平和安全法制特別委員会採決「無効」署名に3万2千筆

9月17日の参議院平和安全法制特別委員会「強行採決」については「議決」そのものが存在しないとして、醍醐聡東大教授らが、議決がなかったことの確認と審議続行を求める署名を呼びかけ、5日間(25日締切)で3万2千筆を超える署名が集まった。25日には呼びかけ人の醍醐教授らが山崎正昭参議院議長と鴻池特別委員長に署名を渡し、議決がなかったことの確認と審議続行を申し入れた。

実は私もその署名者の中の一人で、今日の東京新聞朝刊はこれをトップ記事で報道してくれたので、大変にうれしく思った。東京新聞を購読していない人のために、是非このブログでも紹介しておきたい。

17日の「議決」が存在しない、とする根拠は、参議院規則第136条および第137条にある。(この論点については東京新聞でも詳しくは記載していない。)以下、申し入れ書「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ」の核心部分を引用させていただく。全文は、以下に示したリンクから参照されたい。(なお、署名はすでに締め切られているのでご注意を。)

。。。採決が行われたとされる同日16時30分頃の委員会室の模様を参議院のインターネット中継やテレビの中継・録画で視る限り、鴻池委員長席の周囲は与野党議員によって何重にも取り囲まれ、委員長の議事進行の声を委員が聴き取れる状況になかったことは一目瞭然です。また、委員長も動議提出の声を聴き取り、各委員の起立を確認できる状況になかったことは明らかです。
(略)
。。。こうした一連の事実と状況に照らせば、上記5件の「採決」なるものは、参議院規則が定めた「議長は、表決を採ろうとするときは、表決に付する問題を宣告する」(第136条)、「議長は、表決を採ろうとするときは、問題を可とする者を起立させ、その起立者の多少を認定して、その可否の結果を宣告する」(第137条)という表決の要件を充たしていないことは明らかです。

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い

この17日の「採決」の様子については中継動画が残っているので、翌日のTBSのニュースショー「ひるおび」でも取り上げていた。番組内で動画を何度か再生して「確かに誰が何を言っているのかさっぱりわからないし、何が起こっているのか分かりませんね。議長が起立を確認したということなのかも知れないが、こんな混乱状態で、最初から野党を含めて全員立っているような状態だから、これで議決されたといえるんでしょうか?」と司会者やコメンテーター達も疑問を呈していた(残念ながら、はっきり「こんなのは無効だ」という人はいなかったが)。

先日も書いた通り、この時の速記録は「発言者多数、議場騒然、聴取不能」としか書かれていない。正式の議事録も書けないわけだ。歴代の国会運営の中でも極め付きのインチキ「議決」ではないか。

この「採決無効・審議続行」への申し入れも「持続する戦い」の一つとして、今後も注目していただきたいと思う。本日の朝刊トップでは、この活動と関連して、弁護士有志126人が「委員会議決は法的にみて存在しないというほかはなく、結果として本会議の議決も無効」とする声明を参議院議長らに送付した、と伝えている。あらゆる面で、いろんな戦い方で、政権を追い詰めていこう。アベ政治を許さない!

(2015-9-26)
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参議院平和安全法制特別委 2015年9月17日 鴻池議長不信任決議案賛成討論
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