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参院選、最重要の争点は憲法だ

日記
06 /22 2016
本日、いよいよ第24回参議院選挙が公示された。福島みずほ全国比例区候補、森ひでお神奈川選挙区候補は、川崎駅のショッピングモール、ラゾーナ前で第一声。「アベ政治の暴走を止める」選挙戦をスタートした。

川崎駅で

今回の選挙の争点は何か。6月10日付けの東京新聞では「参院選まで一ヵ月、4つの争点を見極める」として「くらし・アベノミクス」「安保法制」「原発」「憲法」を挙げている。これらはもちろん、重要な争点だが、その中でも最重要なものはやはり「憲法」だろう。

安倍首相は、街頭演説では「アベノミクスを続けるかどうかが争点」として、憲法についてはほとんど語らないが、福島みずほは本日の街頭演説で、「安倍首相の本当にやりたいことはただ一つ、憲法改悪だ」と強調する。その「改悪」の内容は、自民党の「日本国憲法改正草案」に明確に示されている。

(以下に自民党改正草案と現憲法との対比、および社民党による草案全文の批判が掲載されているので、この参院選を機に是非お読みいただければ幸いである。)

自民党「日本国憲法改正草案」全文批判

自民党の草案は、一文でいえば「立憲主義を否定し、天賦人権説を否定し、現憲法の重要な柱である『国民主権』『平和主義』『基本的人権の尊重』をことごとく否定し、『国家』を『個人』よりも上位に置く」ことを目標としている。

「立憲主義」の考え方からすれば「憲法は権力に義務を課す」もののはずだが、自民党草案は、これが「国民に義務を課す」ものに逆転している。そういう意味では「近代憲法」とはとても呼べない代物だが、自民党は本気でこれを実現しようとしているのだから、国家が個人を従属させ、平気で個人の人権を踏みにじり、戦争に駆り立てるような社会を欲していないのならば、国民の側も全力でこれを批判していかなくてはならない。

「天賦人権説(すべての人間は生まれながらにして自由・平等で、幸福を追求する権利を持つ)」を否定する考え方は、自民党改憲草案のQ and Aに「現在の憲法は天賦人権説に基づく条文が見られるので、それを改めました」と明記されている。しかし、アメリカ独立宣言やフランス人権宣言などの思想的基盤になっている、この天賦人権説を否定するならば、日本はおよそ「近代市民社会」とは言えない国になってしまう。

ここでは詳細には触れないが、自民党の憲法草案に盛り込まれているもう一つの重要な条項、「緊急事態条項」と合わせれば、自民党憲法草案の目指す「国家」とは、立憲主義・民主主義を破壊した結果としての「専制国家」に近いものと言っても過言ではないだろう。

(追記:「緊急事態条項」について分かりやすい説明を見つけたので、ご紹介したい。 緊急事態と憲法

今回の選挙は、国民主権を守り、平和主義を守り、基本的人権を守り、立憲主義と民主主義を守り、日本を「戦争のできる国」にしようとするアベ政治の暴走を止める重要な選挙だ。日本を「専制国家」にしようとする勢力に対して、民主主義と立憲主義を守ろうとする勢力が、絶対に勝たなくてはならない選挙だ。全力で戦い抜こう!

(2016-6-22)