女性議員割合が127位にダウン

日記
03 /06 2014
 本日の東京新聞夕刊は「女性議員割合 日本127位」との報道。昨年(2月1日現在)の122位から更に順位を落としたと。この順位は世界の国会議員らが参加する列国議会同盟(本部ジュネーブ)が毎年、国の最上位議会(日本では衆議院)の女性比率を調査・公表するもの。

 他国の順位で主なものは、トップがルワンダで女性議員比率63.8%。中国は23.4%で61位、アメリカは先進国中では際立って低く18.3%で83位、アジア諸国は相対的に下位なのだが韓国が15.7%で91位、北朝鮮が15.8%で92位と不思議と肩を並べている。それでもまだ、日本よりはかなり上位。日本の8.1%、127位というのは中東諸国と最下位を争うような順位だ。

 昨年は衆議院の選挙はなかったので、日本の女性議員比率8.1%は変わっていないのだが、世界の平均の方が約22%と過去最高になったことが、順位を落とした原因。日本がモタモタしている間に、世界の方がどんどん変わっていく様子を良く表すような、今回の順位のダウンだ。内閣府共同参画局の男女共同参画基本計画では、この比率を2020年までに30%にするとうたっていたと思うのだが、こんな状況で、どうやって目標を達成しようというのか。

 各国のこの問題に対する取り組みを少し調べてみれば、クォータ制を始めとする具体的な政策を積極的に打っていかなければ事態は何も変わらないのは明らかだ。そういう具体的な政策目標を設定して、何年もかけて他国は前進してきたのだ。日本も具体的な政策をどんどん打っていかなければ、上記の「成果目標」を達成することなど到底不可能だ。言葉だけでは、何年たっても状況は変わらないだろう(何もしなければ、現状よりもさらに悪化することさえ、考えられる)。

 安倍政権は「女性の活用」をうたっているが、この「活用」という物言い自体が「男目線」そのものだ、と私は感じる。そう感じない人は、「誰」が「活用したい」と思っているのか、考えてみてほしい。そういう意識自体を変えていかなくては、結局は何も変えることができないだろう。そういう意識こそが、これまで「総論では女性議員比率向上」をうたっていても、各論では「そうはいってもクォータ制はちょっと」といった腰砕けな現実を招いているのだと思う。「女性の活用」ではなくて、「女性のみ」でもなくて、「男性も女性も、生き生きと働き、人生を謳歌できる社会」こそ、あるべき日本の姿だ。

(2014-3-5 by 山猫軒)