自動車販売の二極化に見る「格差」

皆さま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、年の初めに、こんな経済ニュースはいかがだろう。

2014年、軽自動車と500万円超のクルマの販売が伸びた二極化の年

同じ内容で、こういう時事通信の配信もある。

軽自動車が初の4割=2年連続過去最高―14年新車販売

シンプルに考えれば、この現象は「アベノミクス」による格差拡大に相関している、と考えられるが、いかがだろうか。中間層および下層の購買力が低下し、一方で富裕層が肥えているのであれば、必然的にこうなりそうだ。「下層」は車を買わないのでは、と思う人もいるかもしれないが、地方に住んでいれば車は生活必需品だ。そういった人たちの購買力が落ちれば、より価格も維持費も安い軽に集中するのは当然ではないだろうか。

これについて、いわゆる「エコノミスト」の論評でもあるのかな、と思って検索してみたが、さすがに直近の報道なので、そういう論評を見つけることは出来なかった。筆者としては、こういう現象こそ「経済通」が分析してしかるべき現象だと思うので、今後の「専門家」の論評に期待したいところだ。

筆者としては、今年もこのような身近な実体経済のデータに基づいて私見を述べさせていただきたいと考えている。筆者は経済の専門家ではないが、以前にも書いた通り、いわゆる「エコノミスト」と呼ばれる「専門家」でも、大きな間違いをするのだから、具体的なデータに基づく限り、素人が経済状況や政策に関する私見を述べるのに遠慮する必要があるとは思えない。

また、株価や為替レートのことばかり気にしている「専門家」もいるが、株や為替の市場の短期の動きは実体経済にはほとんど関係がなく、基本的には投機筋の動きに支配されている、というのは経済の素人でも知っている常識ではないかと思える。そういう目先の数字には騙されないことだ。

専門家だろうと、非専門家だろうと、「虚心坦懐にデータを見ようとしない者は間違いを犯す。」というのが筆者の考えだ。それは、昨年の「まさかのGDP2期連続マイナス」を「専門家」のほとんどが予測できなかったことに現れている。あの時期の消費動向のデータや、設備投資の伸びの弱さを虚心坦懐に見ていれば、ある程度の予測は出来たはずだ。実際、少数ではあるが正確な予測をしていた専門家もいる。

というわけで、今年もいわゆる「専門家」や「エコノミスト」にだまされないように、きちんとデータを見ていきましょう。よろしくお願いします。

(2015-1-6 by 山猫軒)
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